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パソコン修理埼玉パソレス:用語集

AGPスロット

マザーボードに用意された拡張カード、具体的にはビデオカードを装着するためのスロット。
拡張カードを装着する規格としてもっとも一般的なのがPCIスロットだが、ビデオカードは高速なデータ転送が必要となるため、PCIスロットでは既に性能が不足している。そのために新たに策定されたのがAGPスロットだ。
転送速度によりAGP 1X、AGP 2X、AGP 4X、AGP 8Xと規格が分かれており、後者ほど高速であるが、マザーボードによってサポートする規格が違うため注意が必要。例えば、AGP 8XのビデオカードをAGP 4Xのマザーボードと組み合わせて使用することはできない。


ATA

ATAとは、パソコンHDDを接続するための規格の1つ。現時点では内蔵HDDはほぼこれで接続されると思ってよい。IDEとも呼ばれる。
当初はHDDを接続するためのインターフェースだったが、後にCD-ROMドライブのような光学ドライブも接続できるようにATAPIという規格も策定された。このATAPIは現在ではIDEとして統一されている。
基本的にパソコンにはプライマリ、セカンダリチャンネルと2つのATAが用意され、またそれぞれにマスター、スレーブと2台の機器を接続することができる。つまり、最大で4台のHDDや光学ドライブを接続できる。 


ATAPI

ATAPIとは、パソコンCD/DVDドライブといった光学ドライブを接続するための規格の1つ。現時点では内蔵光学ドライブはほぼこれで接続されると思ってよい。IDE、ATAとも呼ばれる。
当初はHDDを接続するためのインターフェースだったが、後に光学ドライブも接続できるようにATAPIという規格が策定された。このATAPIは現在ではIDEとして統一されている。
基本的にパソコンにはプライマリ、セカンダリチャンネルと2つのATAPIが用意され、またそれぞれにマスター、スレーブと2台の機器を接続することができる。つまり、最大で4台のHDDや光学ドライブを接続できる。

Athlon

AMD社が販売しているCPUのブランド名。
一般向けのパソコンとしてIntel社のPentiumブランドに対向しうる唯一のブランドといってよい。両者は熾烈な開発競争を繰り広げており、性能的には抜きつ抜かれつといったところだが、メーカー製パソコンにおいてはPentiumブランド採用製品が圧倒的に多いのが現状。
なお、現在はAthlon XP、Athlon 64といった製品が販売されている。

 



ATX
パソコンマザーボードの規格のひとつで、現在の主流となっている。
1995年にIntelによって策定された。ATX規格が登場する以前は各メーカーによってマザーボードの設計はバラバラだったため、独自性はあるもののコスト高という問題があった。そこで、PC背面のポートの位置から、ボード上のパーツの配置、寸法、電源の電圧まで、こと細かに規格化する事により、ATX規格に沿ったパーツであれば、原則的にどのパーツメーカーの製品でも組み合わせ可能になった。ユーザーにとっては、さまざまなパーツを自由に選べるのがメリット。パーツメーカーにとっては、単一の設計で多くの製品に利用可能なパーツを作れるため、単価を下げられるといった利点がある。

AT互換機

AT互換機とは、AT互換機とは、1984年の米IBM製の16bitパソコン「PC/AT」と互換性のある製品の総称。「PC/AT」は81年に発売されたIBM PCの仕様を受け継いでおり、また初代のIBM PC同様、内部仕様の多くを公開したため、互換性のある製品が数多く発売されることになった。
現在、発売されているパソコンは仕様が拡張されているものの、Macintoshなどを除いてほとんどが、AT互換機である。
ちなみにAT互換機の「AT」とは、Advanced Technologyの略。

BIOS
OSをHDDから読み込むする前、つまりパソコンの電源を入れた段階でHDDやビデオカードキーボードといった機器をコントロールするためのプログラムのこと。読みは「バイオス」でBasic Input Output Systemの略。
OSを起動するにはまずHDDから読み込む必要があるが、その大前提としてBIOSによってHDDが認識され、コントロール可能な状況にある必要がある。そういった意味でパソコンのもっとも基盤にあるのがこのBIOSといえる。
BIOSは一般的にマザーボードに実装された書き換え可能なROMフラッシュROM)に書き込まれている。そのため書き換えも可能であり、メーカーからリリースされた新バージョンのBIOSにすることにより不具合が解消されたり、より新しいCPUが稼動できるようになる。だが、万が一書き換えに失敗すると、パソコンの電源が入らなくなるという状況にも陥るため、細心の注意が必要。
ただし、最近はWindows上からBIOSの書き換えができるツールを用意しているメーカーが多く、敷居は低くなりつつある。

BTO

Built-To-Orderの略で、ユーザーの注文に応じてHDDメモリの容量、CPUのクロック周波数インストールされているアプリケーションなどをカスタマイズできるパソコンの販売方式。BTOパソコン、直販パソコンなどとも呼ばれる。
デルやエプソンダイレクトといった直販メーカーが元祖といえる存在だが、最近は国内の各メーカーも自社のWebサイトでこのBTO方式を取り入れたモデルを販売している。
「映像を扱うからメモリはいっぱい搭載したい」「モニタは家にある物を使うからいらない」といった、個々のニーズに合ったパソコンを購入できるのがメリット。
また、オプション装備をあらかじめ組み込んで購入することも可能である。

Celeron

IntelがリリースしているCPUのブランド名の1つで、普及価格の廉価ラインとなっている。メーカー製パソコンでもハイエンドではなく中間価格帯のパソコンを中心として、よく搭載されている。
これに対して一般向けのハイエンドラインといえるブランド名がPentiumだが、両者はクロック周波数FSB、2次キャッシュ容量などに違いはあるものの、そのイメージの差ほどは実際の性能差はないのが現状。価格は、Pentiumに対して60〜70%程度と安価に設定されている。
とにかく最速のパソコンが欲しいという場合は別だが、価格と性能のバランスが取れたパソコンを選ぶならばCeleron搭載機はお買い得な選択肢となるだろう。

Centrino
Intel社が開発したノートパソコン向けのプラットフォームの総称。
CPUであるPentium Mプロセッサ、Intel855チップセット、Intel Pro/Wireless無線LANチップの3つの組み合わせをCentrinoモバイルテクノロジーと呼ぶ。Centrinoに基づいて作られたノートパソコンは、IEEE 802.11a、802.11b、802.11gと3つの無線LAN規格に対応した無線LAN機能を備え、低消費電力によるバッテリー持続時間の向上、より小型軽量なサイズなどの特徴がある。また、この3つのテクノロジーを搭載したノートパソコンにはCentrinoロゴが表示されている。なお、Pentium Mプロセッサ、Intel855チップセット、Intel Pro/Wireless無線LANチップはそれぞれ単体でも市販されているため3つセットではなくそのどれかのみが搭載されているノートパソコンもある。

CMOS
CMOSとは、Complementary Metal Oxide Semiconductor の略。相補型金属酸化膜半導体と日本語では表記される。半導体プロセス一種。現在のマイクロプロセッサはCMOSプロセスで作られている。
CMOSは「pMOS(電荷が自由電子によって運ばれる)」と「nMOS(電荷が正孔によって運ばれる)」という2種類のトランジスタを同一の基板上に組み合わせたもの。そのため、MOSに比べて動作速度が速いという特徴がある。

・CPU
Central Processing Unitの略で、日本語に略すると中央演算処理装置、パソコンの心臓部となるチップのことだ。
パソコンの性能はさまざまな要因で決まるが、その中でも大きなウェイトを占めるのがこのCPUの性能。CPUにもいろいろな種類があり、Intel社のPentium4、CeleronAMD社のAthlon64やAthlonXPが、一般向けパソコンのCPUとしては主なものとなっている。
また、同じCPUであってもその動作スピードを表すクロック周波数により演算速度は違い、このクロック周波数の数字が大きいほど高速である。

DDR SDRAM
現在のパソコンのメインメモリとして主流となっている規格。
ひとくちにDDR SDRAMといってもその種類は非常に多く、まずは速度によって分かれている。これはPC2700(DDR333)やPC3200(DDR400)と表示され、数値が大きいほど高速に動作することを指す。
ただし、闇雲に高速なメモリをパソコンに装着すれば速くなるというわけではなく、チップセットがサポートする速度でしか動作しない。
また、装着するスロットとメモリのピン数も複数存在する。例えばノートパソコン用のDDR SDRAMはデスクトップパソコン用のDDR SDRAMよりピン数が少なく、小型である。当然ながらスロットとメモリのピン数が異なっている場合は装着することができない。

DIMM

DIMMとは、Dual Inline Memory Moduleの略。DIMMはノートパソコン用の増設メモリの規格。モバイル性能を向上させるため、現在のノートパソコンは省スペース化が図られている。そのため、デバイスを実装するにはさまざまな制約を受ける。この問題を解決するために、特別に設計されたもの。
当初はノートパソコン用だったが、現在はデスクトップの主流メモリ(SDRAM)にもDIMMが採用されている。DIMMは当初、統一規格として発表されたが、現実にはそうはなっていない。機種ごとに駆動電圧が異なり、ノート用には32bit幅、デスクトップ用には64bit幅を使用している。
Macintoshでは、1995年に発売された「Power Macintosh 9500」から64bit幅のDIMMを採用している。

DMA
Direct Memory Accessの略で、コンピュータのシステム内で各デバイスがCPUを介さずに直接メモリアクセスするしくみ。
CPUの負荷状況に影響を受けることなくデータを転送できるため、システム全体の処理速度が向上する。逆に、CPUを介してデータを転送する方式はPIO。近年のパソコンは、ハードディスクやCD/DVDドライブなどはDMA、PIOのどちらの転送方式も利用できるようになっているが、転送速度が高速であるDMAを選択しなければシステムとしての速度が低下するので注意が必要だ。

DOS/V
DOS/Vとは、OSの種類のひとつで、1990年秋に発売されたIBMのPC/AT互換機で動作するOS。PC-DOS4.0をベースに、IBMが日本語(漢字)を使えるように開発した。DOS/Vが登場する前のパソコンは、漢字を表示するために、漢字データを保存しているCD-ROMなどを一々、パソコンに搭載していた。もしくは日本語機能をハードウェアに内蔵したNECのPC-9800シリーズとその互換機を使うしか方法がなかった。
一方、DOS/Vはソフトウェアの段階で日本語機能をサポートする。PC/AT互換機でも動作するため、パソコン普及に大きく貢献した。そのためパソコンを「DOS/Vマシン」と呼ぶこともある。

DRAM
Dynamic Random Access Memoryの略で、半導体記憶素子の一つ。パソコンのメインメモリに使われる。
半導体記憶素子にはいくつかの種類があるが、DRAMは構造が比較的簡単で安価に製造可能なことから、パソコン用の記憶素子としては最もよく使われている。他にSRAMと呼ばれる素子も使われているが、DRAMよりもアクセス速度が高速なメリットがある反面、構造が複雑で高価なことから、キャッシュメモリなど速度を必要とする特別な部分でのみ使われることが多い。DRAMはアクセス速度の遅さが欠点ではあるが、EDO DRAM、SDRAMDDR SDRAMなど、CPUの動作速度の向上に合わせるように、技術的改良が加えられ続けている。

FSB
Front Side Busの略で、パソコンの内部でCPUとメモリチップセットを接続する速度を表す。バスクロックとも呼ばれる。
単位はMHzで、この数値が大きいほどパソコン全体が高速に動作すると考えてよい。最近はCPUやマザーボードの進化が早く、同じ種類のCPUであってもFSBの周波数が複数存在する場合も多い。例えばPentium4であればFSB400MHz、533MHz、800MHzとある。
中にはクロック周波数も同じ場合があり、例えば2.8GHzのPentium4はFSB533MHz、800MHzの両方に存在するが、この場合はFSB800MHzのほうがより高速となる。

GB
GBとは、ハードディスクメモリの容量などを示す単位。GBはギガバイトと読む。1GBは1000MBメガバイト)、1000000(10の6乗)KB(キロバイト)である。2進数を基本とするパソコンの世界で使われる場合は、1024(2の10乗)MB(メガバイト)で1GB(ギガバイト)と表されることも多い。ちなみに「Giga(ギガ)」とはギリシャ語で巨人を意味する。
現在のパソコンのハードディスクの容量は、ノートパソコンでも80GBは当たり前となっており、テレビ機能など、画像や動画などを記憶するため、より大容量化が進んでいる。
さらに大きな単位として、TB(テラバイト)、PT(ペタバイト)などがある。

GeForce
GeForceとは、1999年に米国NVIDIA(エヌビディア)社が発表したビデオチップの名称で、ジーフォースと読む。
GeForceの名称は、その後、同社のパソコン用ビデオチップのブランド名となり、Geforce FX、GeForce PCXなどのバージョンが発表されている。
ビデオチップ(グラフィックアクセラレータ)とは、ビデオカードに組み込まれている画像描画用のLSIのことで、この性能により画像の描画速度や色数などに差がでる。
GeForceは、カナダのATI Technologies社が開発したビデオチップ「RADEON(ラデオン)」シリーズと並び、グラフィック処理能力の高いビデオチップとして市場での評価が高い。

GPU
GPUとは、グラフィックス・プロセッシング・ユニット。グラフィックスの処理を専門に扱うCPUのこと。
従来の3Dグラフィックスカード(3Dグラフィックス・アクセラレータチップ)では、2Dや3Dの描画機能は不十分だった。そこでそれを発展させたチップが、GPUである。3D座標から2D座標への転換など、担当する処理が増えている。
代表的なものとして、NVIDIA社の「GeForce」シリーズ、ATI Technologies社の「Radeon」シリーズなどが挙げられる。ちなみにATI Technologies社では「VPU(Visual Processing Unit)」と呼んでいる。

HDD

Hard Disk Driveの略で、パソコンでデータやアプリケーションOSを記録するための装置のこと。
通常、パソコンで作成したデータなどを保存するといえば、このHDDに保存することを指す。容量が大きければ大きいほどたくさんのアプリケーションをインストールし、自分で作成したデータを保存しても余裕があることになる。
現在はデスクトップパソコンでは100GB以上が当たり前で、ノートパソコンでは40GB程度が標準的。接続方式はIDEが主流だが、デスクトップ型ではより高速なシリアルATAという規格も登場している。
サイズはデスクトップで使用される3.5インチ、ノートパソコンでは2.5インチまたは1.8インチが標準的だ。磁気体を塗った円盤状の金属が高速回転し、データを読み書きしているため振動に弱い。

HTテクノロジ

HTとはHyper-Threadingの略で、近年のPentium4に実装されている高速化のための技術。
具体的には、実際に搭載されているCPUは1つでも、OS側からは2つのCPUが搭載されているように見えるというもので、処理速度が高速化される。
ただし、すべてにおいて高速化されるというわけではなく、アプリケーション側が対応している必要がある。動画編集のような重い処理を行う分野では対応アプリケーションが多い。

IC

ICとは、Integrated Circuitの略で、集積回路、半導体集積回路とも呼ばれる。ICはいくつかの素子(ダイオード、トランジスタ、抵抗、キャパシタンス)を、配線を含めて一つの基板上に作成し、一つの部品として使えるように集積して組み込んだもの。
集積された回路素子数によって呼び名が変わる。1チップに1万程度程度以下の素子が集積されたものがLSI(Large Scale Integration)、10万程度以下をVLSI(Very Large Scale Integration)、100万程度以下をULSI (ultra large Integration)と呼び、区別している。

IDE

パソコンHDDを接続するための規格の1つ。現時点では内蔵HDDはほぼこれで接続されると思ってよい。ATAとも呼ばれる。
当初はHDDを接続するためのインターフェースだったが、後にCD-ROMドライブのような光学ドライブも接続できるようにATAPIという規格も策定された。このATAPIは現在ではATAとして統一されている。
基本的にパソコンにはプライマリ、セカンダリチャンネルと2つのATAが用意され、またそれぞれにマスター、スレーブと2台の機器を接続することができる。つまり、最大で4台のHDDや光学ドライブを接続できる。

Intel

PentiumシリーズやCeleronといったCPUを製造しているアメリカの半導体メーカー。
現在のWindowsパソコンのCPUの大半はIntel製品であり、メーカー製パソコンもその大部分がIntelのCPUを搭載している。またIntel製CPU用のチップセットマザーボードも製造している。
他のWindowsパソコン用CPUを製造しているメーカーとしてはAMDが代表的。

ISA
Industrial Standard Architectureの略で、パソコン内部でデータを伝送するためのシステムバス・拡張スロットの規格のひとつ。
IBMのPC/ATというパソコンに装備されていたため、標準的な規格として、かつてのほとんどのパソコンにISA規格の拡張スロットが装備されていた。モデムカードやサウンドカードネットワークカードなどさまざまな拡張カードがISA対応で発売されており、パソコンの機能を拡張することができる。ただし現在では、より高性能なPCIバスに完全に置き換わっているため、ISAスロットを装備したパソコンを、およびISAの拡張カードを見かける機会は少なくなっている。

L2キャッシュ
レベル2キャッシュの略で、2次キャッシュメモリともいう。CPUが頻繁にアクセスするデータを一時的に保存するための高速なメモリのこと。
CPUの高速化に伴い、メインメモリへのアクセス速度がシステム全体のボトルネックとなるケースが増えてきた。そこで、頻繁にアクセスするデータをメインメモリよりも高速なメモリチップに一時的に保存し、まずそこにアクセスする事で全体の処理速度を上げようというのがキャッシュメモリの考え方だ。なお、L1キャッシュという容量の小さなキャッシュメモリがCPUの内部に内蔵されていて、これはL2キャッシュよりもさらに速い。最近はL2キャッシュまでをCPUに内蔵し、外部にL3キャッシュを設けているシステムもある。

MB

MBとは、ハードディスクメモリの容量などを示す単位。MBはメガバイトと読む。1MBは1000KBである(1024キロバイトと表す場合もあり)。ちなみにメガ(MEGA)はギリシャ語で大量を意味し、10の6乗を表す。
例えば1MBの記憶容量の場合、半角文字だと約100万文字、全角文字では約50万文字となる。
またMBはマザーボード(Mother Board)の略としても使われる。ちなみにマザーボードとは、CPUなどの各部品を取り付けるための電気配線が施された基板のこと。パソコンの中心となる部品。

MMX
MMXとは、MultiMedia eXtension。インテルが開発した拡張命令セット。この拡張命令が登場するまでコンピュータの音声や画像処理はDSP(Digital Signal Processor)が行っていたが、MMX登場のおかげで、音声や画像処理もCPUのみで行えるようになった。Pentium、Pentium IIに搭載されている。
Pentium IIIからは3Dグラフィックスにも力を入れたMMXの拡張である、SSE(Streaming SIMD Extensions)が搭載されている。

PC133
PC133とは、133MHzのクロック周波数で動作するSDRAMと、そのメモリモジュールであるDIMMの規格。インテルが策定した。モジュールの帯域幅は1.06Gbytes/s、データ幅は64ビット。PC133はPC100の後継で、処理能力が33%向上して。ペンティアム3に対応している。

PC133はCL=3(キャスレイテンシー:実際にメモリにアクセスするために必要な時間)を採用しているものがほとんど。CLは数字が小さくなるほど、処理能力が早い。PC100はCL=2なので、実際の処理能力はそれほど向上していないとも言われた

PC133はもともとはサーバー向けの規格だったが、パソコンの高性能化で、2000年にはパソコンにも採用されるようになった。

PC3200

PC3200とは、JEDEC(米国の電子部品の標準化団体)が策定したパソコンで利用するDDR SDRAMの規格。ちなみにDDR SDRAMとは、SDRAMを同じクロック数で倍のデータ転送速度となるよう改良したものである。
PC3200は400MHzのメモリクロックに対応している。データ幅は64ビット、最大転送速度は3.2GB/s(3200Mbytes/s)である。この最大転送速度を基にPC3200という名が付けられた。
PC2100はDDR400とも呼ばれることもあるが、DDR400は本来、PC3200のメモリチップのこと。DDR400をDIMM基板に乗せた規格が、PC3200ということになる。

PCI Express

PCI Expressとは、インテルが提唱したシリアルインタフェースの規格。2001年春、インテルが開催した開発社向けのカンファレンスでは、「3GIO(The 3rd Generation I/O)」という名称で公開された。PCI Expressは「3GIO」の正式名称だ。
これまでのパソコンバス規格であったPCIはパラレルインターフェイスであったが、今後より高速なPCI Expressに切り替わっていくことで、より高速なシステムになるとされている。
PCI Expressの最大転送速度は5Gbpsである。

PCI-X

PCI-Xとは、PCIバスの拡張版。IBM,コンパック,ヒューレッド・パッカードの3社が共同でコンソーシアムを設立し、PCIバスの高速化を図ったもの。既存のPCIバスと互換性を持つ。ギガビットイーサネットUltra160 SCSI、ファイバーチャネルなどに対応している。
PCI-Xのクロック周波数は最大133MHz、転送速度も1066Mbytes/sを実現。この転送速度は従来のPCIバスの2倍である。

PCIスロット

マザーボード拡張カードを装着するためのスロット。
現在のパソコンにおいて事実上の標準となっている規格であり、AGPスロットへ装着するビデオカードを除き、サウンドカードLANカード、モデムカードなどほぼすべての拡張カードは、このPCIスロットへ装着する。
マザーボードには通常2〜5本程度のPCIスロットが用意されているが、その数が多いほど同時にたくさんのPCIカードを装着できるため、拡張性に優れているともいえる。

PCリサイクル

一般家庭向けに販売されたパソコンディスプレイの、回収とリサイクルをメーカーに義務付ける法律、もしくはその回収に対応している製品であることを示すマークのこと。
以前は各地方自治体により廃棄時の扱いが異なっていたパソコンとディスプレイだが、2003年に施工されたパソコンリサイクル法により回収とリサイクルはメーカーに義務付けられている。現在販売されているパソコンは販売価格にこの回収費用が含まれており、その製品にはPCリサイクルマークが表示されている。
なお、PCリサイクルマークのない製品の廃棄は各メーカーに問い合わせ、費用を支払った上で廃棄することになる。

Pentium

Intel社が販売するパソコン向けCPUのブランド名。一般向けのCPUとしてはハイエンド向けの製品であり、Celeronに比べて高速ではあるものの、価格的にも高くなっている。
ひとくちにPentiumといっても種類は多く、現時点でのデスクトップパソコン向けの製品としてはPentium4がメインだが、その中でもクロック周波数FSBの違いにより、性能が違うPentium4が数多く存在している。
基本的にはカタログに記載されているクロック周波数の数字が大きいほど、処理が早く高性能なCPUが搭載されていると考えてよい。
ただし、2004年よりIntelはクロック周波数による製品名を止めてプロセッサ・ナンバーという名称に変更しており、デスクトップ向けのPentium4はPentium4 5XXという表示となった。

PS/2

Windowsパソコンキーボードマウスを接続するためのインターフェースの1つ。
事実上、Windowsパソコンで標準となっているキーボード/マウス接続インターフェースで、このポートが用意されていないパソコンはほとんどない。ただし、最近のメーカー製パソコンではUSBキーボード/マウスが付属している場合も多い。
コネクター形状は丸型の6ピンで、電源をオンにしたまま抜き差しをすることはできない。

RAM

RAMとは、半導体素子を用いた記憶メモリコンピュータのメインメモリはRAM。RAMは電源を切ると、データが消えてしまうため、パソコンには外部記憶装置(ハードディスクフロッピーディスク)などが装備されている。
RAMは大きく2つに分かれる。それがDRAMとSRAMである。その他、RAMはパソコンのメインメモリとしてだけではなく、ハードウェア構成を保持したり、グラフィックスカード上のフレームバッファなど、パソコン上で広く利用されている。

ROM

Read Only Memoryの略で、あらかじめ記録されたデータは読み出すだけでユーザーが書き換えることはできない読み出し専用メモリ
電源を切ってもデータは消失しないが、データを自由に書き込む事はできない。CD-ROMやDVD-ROMも同様の理由から名称にROMが使われている。ROMはパソコンBIOSなどにも使われているが、こちらは書き換えることは可能で、電源を切ってもデータが消えないフラッシュROMという特殊なROMだ。また、インターネット上の掲示板を読むだけで書き込まないユーザーのことをRead Only Memberの意味でROMと呼ぶこともある。

S/PDIF

Sony Philips Digital InterFaceの略で、音声のデジタル信号を入出力するためのインターフェース規格の1つ。
デジタルデータのまま音声信号をやり取りするため、機器間での音質劣化がなく、クリアな音を実現できる。
CD/DVDプレイヤーやAVアンプといった音響機器では以前から用意されているが、最近はパソコンのサウンド機能も強化されており、AV面に力の入っているメーカー製パソコンではS/PDIF端子が用意されていることも多い。形状は2種類あり、同軸ケーブルを使用するコアキシャルと光ケーブルを使用するオプティカルがある。

SDカード

SDカードとは、1999年にSanDisk社、松下電器産業、東芝の3社が共同開発したメモリカードの規格。フラッシュメモリを記憶媒体に使用したメモリカードで、著作権保護機能を内蔵しているのが大きな特徴である。対応機器とメディアとの間で相互認証を行うことで、コンテンツデータの暗号化の規制が行えるため、音楽データのSDメモリカード間における不正コピー防止に対応している。サイズは縦32mm×横24mm×厚さ2.1mmと小型だ。現在、デジタルカメラやポータブルオーディオプレイヤーなどの記録メディアとして幅広く活用されている。

SIMM

SIMMとは、Single In-line Memory Moduleの略。メモリチップを小さな基板にまとめて実装したメモリ増設用基板の一種である。メモリチップにはDRAM(Dynamic RAM)と呼ばれる低価格で大容量のチップを使用している。パソコンのメインメモリのピン規格としては、72ピンSIMMと30ピンSIMMがよく使われる。
現在はSIMMではなく、DIMMを使うことが多い。

Slot1

Intel社が開発した、CPUをマザーボードへ接続するための端子形状の規格のひとつ。
PentiumII、また同時代のCeleronプロセッサは、かつてのファミコンカセットのように樹脂ケース内に収められた形状で提供されており、マザーボードへの接続はケースごと専用のスロットへ差し込む形式になっていた。このスロット規格をSlot1と呼ぶ。マザーボードへのCPU装着が簡単で誰にでも気軽に扱える反面、省スペースの設計が難しいというデメリットもあった。なお、PentiumIIやCeleronプロセッサがすべてSlot1というわけではなく、他の規格のPentiumIIやCeleronプロセッサも用意されていた。

Socket370

Socket370とは、CPUをマザーボードに取り付けるソケットの規格。Socket370はその言葉からも分かるとおり、370本のピンで構成されている。そのため、「PGA370」とも呼ばれる。
このソケットに対応したCPUは、インテルのPPGA、FC-PGA、FC-PGA2版Pentium III、Celeronなどがある。ただし同じSocket370でも、電気的な仕様が異なる場合がある。従って、Pentium III、CeleronがSocket370に対応しているとはいえ、必ず動作するとは限らないので注意が必要だ。
Socket370は、レバーでCPUが簡単に着脱できるZIFソケットを採用している。

Socket478

Socket478とは、CPUをマザーボードに取り付けるソケットの規格。478本のピンで構成されている。そのため、「mPGA478」とも呼ばれる。
このソケットに対応するCPUは、478本のピンを持つインテルのmPGAパッケージ、Pentium 4およびCeleronである。ただし、初期のPentium 4(開発コード「Willamette」)は、Socket478ではなく、Socket423対応である。
Socket478はピン穴が欠けている位置の違いによって、「mPGA478A」「mPGA478B」「mPGA478C」の3つに分かれる。
Socket478は、レバーでCPUが簡単に着脱できるZIFソケットを採用している。

SO-DIMM

SO-DIMMとは、Small Outline Dual In-line Memory Moduleの略で、ノートパソコン向けのメモリモジュール規格。DIMMの基板を小型化している。
SO-DIMMの規格としては、72ピン、88ピン、144ピンの3種類が用意されている。
さらに小型のコンピュータには、SO-DIMMをさらに小型化したMicroDIMMが用いられる。

UltraATA

パソコンHDDを接続するための規格で、IDEを拡張したもの。
そもそもはIDEではデータの転送速度が不足してきたために用意されたものだが、その後UltraATAは技術の進化に伴って高速化され、現在ではいくつかの種類がある。
UltraATA/133、UltraATA/100、UltraATA/66などがあり、末尾の数字が大きいほど転送速度が高速である。HDDと、それをコントロールするためにマザーボードなどに搭載されているIDEコントローラと呼ばれるチップには、それぞれのUltraATAにより種類があり、両方を揃えなければ本来の速度を発揮することはできない。
例えば、HDDがUltraATA/133対応であっても、IDEコントローラがUltraATA/100対応の場合はUltraATA/100相当で動作することになる。

VGA

VGAとは、Video Graphics Arrayの略で、本来はパソコンで映像を表示するための規格の一つだが、最近はパソコンに画面表示機能を追加する拡張カードのことを指す場合も多い。グラフィックカード、グラフィックアクセラレータなどとも呼ばれる。
基本的にパソコンは画面表示機能を持たないため、ディスプレイに表示するためには、なんらかのVGAを用意することで、グラフィック機能を利用することになる。最近はマザーボードチップセットにVGAとしての機能を搭載したものが多い。接続方法としてはAGPスロットPCIスロットが一般的。
VGAにはかなり高価な製品も多いが、そういったVGAは3D描画が高速なものであり、インターネットワープロを利用するといった2D表示については、価格や性能の差はほとんどないのが現状。そのため、3Dゲームを快適にプレイしたり、業務で3Dグラフィックを扱うというのでなければ、それほどこだわる必要はないだろう。 

VRAM

VRAMとは、Video Random Access Memory、Video RAMの略で、ディスプレイに表示する内容を保持するメモリのこと。
画面の最大解像度、最大同時発色数などは、このメモリのサイズによって決まってくる。1MBのVRAMを例に説明すると、13インチディスプレイでは3万2000色表示できるが、21インチディスプレイでは256色しか表示できないということ。